インプラントをしようと思ったきっかけは、前歯の八重歯のところに膿がたまったのでかかりつけの病院で治療を行っていました。
それなのになかなか治らなかったのです。 たまたま知り合いだった先生にレントゲンを見てもらうことになったのですが、前歯よりも奥のほうが悪くなっていると指摘されたんです。
指摘を受けた場所は何年か前に抜いてそのままにしていません。 実は、歯なんて悪くなって抜いたらおしまいとだ思っていましたので驚きました。

そのときに上あごの骨が薄くなってきて、逆に下の歯が伸びてきていると説明を受けました。 「このままだと下の歯がどんどん伸びて上の歯に当たり、さらに当たった歯はグラグラになってしまう。
周辺の歯がすべて悪くなるよ」といわれ、最初に悩んでいた歯よりこちらのほうが重要だと知ったのです。 その状態を改善するには入れ歯かインプラントしかないと聞きました。
まだ年齢も若いので、それを考慮してインプラント治療を受けるには、まず、長いあいだ放置していたために退化した上顎部の骨を強くしなければならないとのこと。 知らないうちに骨が薄くなってしまったんですね…。
薄くなった骨をインプラントが耐えられるほどの骨にするには骨移植が必要だと伝えられました。 決心はしたもののやはり、前の晩は怖くて眠れませんでした。
移植なので、もともと土台がしっかりした場所に植えられないという不安もありましたけど最終的にかみ合わせなどの健康面を考えると今しかないと思いました。 とにかくS先生を信頼して、すべてお任せするつもりで挑みました。
歯医者さんでここまでのことが出来ると思っていなかったので驚きと感激で胸がいっぱいです。 このライブオペは意義ある見学です。
長年、インプラント治療を行っていますが、今、求められている治療は高度な技術ですし、勉強は尽きません。 こうした高度な術法を行うためには、開業医間での連携も大切になってきます。
ただ虫歯だけを治療する歯科医から身体全体を捉えた治療を考える歯科医への変革期を迎えているのではないでしょうか。 本当にどのような治療が必要なのかを考え追求した先に最先端治療があります。

大学病院が担ってくれるところと小回りのきく開業医ができることを選り分けて、手を取り合って患者さん本位(主体)の医療の実現を目指していきたいと思います。 それから今回のような患者さんは決して特別な例ではありません。
歯が抜けてそのまま放置している人はたくさんおられるのではないでしょうか。 PRPとは、多血小板策のことで通常平均より濃度の高い血小板を含んだ血奨のことです。
血小板濃度が高ければ、骨および軟組織の治癒促進が大いに達成されることが科学的に証明されています。 最近では、外科手術時に創傷の治癒促進効果をもつドレッシング材として注目を集めています。

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